なぜ私たちは、人気の土地を選ばなかったのか? ~完成したのは、街中を感じさせない住まいでした。~

Blog

2026/06/12

施工事例写真では伝わらない、住まい完成までの裏側を公開。

福井県で注文住宅をご検討中の方へ。
土地探しから中庭のある二世帯住宅を実現した施工事例をご紹介します。
高気密高断熱住宅やパッシブデザインを取り入れたLIBELLEの家づくりをご覧ください。

この住まいの裏側(この記事で分かること)


  • ・なぜ私たちは、人気の土地を選ばなかったのか
  • ・中庭がほしい。本当に欲しかったのは別のものでした
  • ・住宅街なのに、街中を感じなくなった理由
  • ・高気密高断熱の家が欲しかったわけではない
  • ・土地探しの前に考えるべき、たった一つのこと

土地無しの方の家づくりは、
土地を探すところから始まる。


そう思われる方は多いと思います。


もちろん、
それは間違いではありません。


でもLIBELLEでは、
少し違う考え方をしています。


土地を探す前に、
まず“どんな暮らしをしたいか”を考える。

土地探し前の建物の要望ヒヤリング

なぜなら、
土地だけを見て「良い土地」かどうかを判断してしまうと、
本当に叶えたい暮らしから遠ざかってしまうことがあるからです。


今回ご紹介するお住まいも、
まさにその一例です。


お施主様は、
30代の共働きご夫婦とご両親の二世帯住宅を検討されていました。


最初にいただいたご要望は、

  • ・土地購入から相談したい
  • ・高気密高断熱の住まいにしたい
  • ・中庭をつくりたい
  • ・二世帯住宅にしたい
  • ・奥様の花粉症やアレルギーにも配慮したい

というものでした。


どれも大切な要望です。


ただ、
打合せを重ねていく中で見えてきたのは、
その奥にある本当の暮らしでした。



01|「中庭がほしい」の奥にあった、
本当の要望。

カーテンを開けたまま暮らせるプライベート中庭のある住まい

最初のご要望は、


「中庭をつくりたい」

というものでした。


でも、
本当に求められていたのは、
ただ中庭をつくることではありません。


打合せを重ねる中で見えてきたのは、

周りの視線を気にせず、カーテンを開けたまま広がりを感じて暮らしたい。

という想いでした。


中庭は、庭を楽しむためだけのものではありません。


外からの視線を遮りながら、
家の中に光や風、広がりを取り込むための設計です。


特に今回の住まいでは、
中庭が暮らしの中心になっています。


家族で過ごす時間。

夫婦で過ごす時間。

友人を招いて過ごす時間。


二世帯住宅だからこそ、
それぞれが気を使わずに過ごせる距離感も必要です。


でも同時に、自然と家族が集まれる場所も必要だと思います。


その役割を担ったのが、
この中庭でした。



02|なぜ、人気に見える土地を
選ばなかったのか。

土地条件を活かした中庭のある注文住宅を建てる敷地

今回の家づくりでとても重要だったのが土地選びです。


お施主様が最初に候補として出されていた土地は、
一見すると条件の良さそうな土地でした。


  • ・南向きの土地
  • ・角地の土地
  • ・正方形に近い土地

一般的には、
人気が出やすい条件です。


もちろん、
それらの土地が悪いわけではありません。


ただ、
今回のお施主様が叶えたい暮らしを考えた時、
本当に相性が良かったのは、
別の土地でした。


完成した住まいから逆算すると、一番相性が良かったのは
3方に建物がある東向きの土地でした。

設計から逆算して探す土地

一見すると、「本当にこの土地で大丈夫なの?」「角地の方が良いのでは?」
と思う方もいるかもしれません。


でも、
設計によって周囲の建物を気にせず暮らせるなら、
その土地は大きな可能性を持った土地になります。


南側には建物がありました。


しかし、
その南側建物は平屋だったため、
日当たりを確保しやすい条件でもありました。


東側は道路のため、道路向かいの住宅まで距離があります。


西側は平屋のため、2階若夫婦スペースの窓の位置は
隣家を気にせず風通しとプライベートを確保できます、


つまり、設計次第で
光も風も抜け感もプライベート感もつくれる土地だったのです。


綺麗に見える分譲地ですが
これから住宅が建っていく場合、どのような住宅が建つのか不確定な敷地となります。


土地探しで大切なのは、
ぱっと見の条件だけではありません。



良い土地に見える土地が、

理想の暮らしを実現しやすい土地とは限らない。


ここが、
今回の家づくりの大きなポイントでした。



03|住宅街なのに、
街中を感じさせない住まい。

リビングから中庭へつながる開放的な住まい


今回の住まいの大きな特徴は、
5m×9mの中庭です。


そして、
その中庭を成立させているのが、
建物と一体で計画した高さ3.8mの目隠し塀です。


この目隠し塀によって、
中庭からは南側・東側ともに、
周囲の建物がほとんど目に入らないように計画しています。


LDKから中庭を見る。

中庭から空を見上げる。

ソファに座って、カーテンを開けたまま過ごす。


その時、
視界に入るのは、
目隠しフェンスからチラ見えする住宅ではなく、
家族だけのプライベートな空です。


住宅街に建っているのに、それを感じさせない住まい。


家の中にいながら、
どこかのリゾートを訪れたような開放感。

でも、それは旅行先ではなく、
これから毎日帰る場所です。


この価値は、きっと想像以上です。


これは、
土地条件と設計を一緒に考えたからこそ実現できた暮らしです。


もし土地だけを見て判断していたら、
この暮らしにはたどり着かなかったかもしれません。


だからこそLIBELLEでは、
土地探しの段階から、完成後の暮らしを想像することを大切にしています。



04|高気密高断熱が欲しかったのではなく、
心地よく暮らしたかった。

もう一つ、
打合せを進める中で見えてきたことがあります。


それは、


「高気密高断熱の家にしたい」

という要望の本質でした。


最近は、
高性能住宅という言葉をよく耳にします。

断熱等級。

気密性能。

光熱費。


もちろん、
どれも大切です。


しかし、
お施主様が本当に求めていたのは、
性能の数値そのものではありませんでした。


開放感がありながら、
夏は涼しく、冬は暖かい住まい。

つまり、
性能と居心地の両立です。


そこでLIBELLEが提案したのが、

大開口と深い軒を組み合わせた設計でした。



深い軒で夏の日差しを遮るパッシブデザイン住宅

中庭とのつながりを感じる大きな窓。

空へ視線が抜ける開放感。

そして、
夏の強い日差しを遮る深い軒。


夏は高い角度から差し込む日差しをカットし、
冬は低い角度の日差しを室内へ取り込む。


いわゆる、
パッシブデザインの考え方です。


さらに福井県は、
雨の日が多い地域です。


深い軒があることで、
雨の日でも少し窓を開けて風を通すことができます。


数字だけでは表せない快適さ。

それもまた、
設計の力だと思っています。



05|二世帯住宅だからこそ、
距離感を設計する。

今回のお住まいは、
二世帯住宅です。


二世帯住宅というと、

  • ・仲が良いから大丈夫
  • ・家族だから問題ない

と思われることもあります。


でも実際は、
家族だからこそ気を使う場面もあります。


だから今回、
設計で大切にしたのは、


「家族が仲良く暮らせること」

ではなく、


「気を使わず暮らせること」

でした。


例えば、
玄関からの動線。


例えば、
それぞれの生活リズム。


例えば、
家族との距離感。


近すぎず、
遠すぎない。


必要な時には集まり、
一人になりたい時には距離を取れる。


そんな関係性を、
間取りの中で実現しています。


そして、
その中心にあるのが中庭です。


普段はそれぞれの時間を過ごしながら、
休日には自然と人が集まる。


無理に集まるのではなく、
自然と集まりたくなる。


そんな場所がある住まいは、
年月が経つほど価値が増していくと思っています。



06|細部に宿る、心地よさ。

家の印象は、
大きなデザインだけで決まるわけではありません。


実は、
毎日暮らしていると、
目に入るのは細かな部分です。


LIBELLEでは、ディテールや素材にも徹底的にこだわっています。


  • ・高さ30mmの薄い巾木
  • ・チリ1mmのおさまり
  • ・6mmの薄見付け窓台
  • ・ササラを見せない階段
  • ・天然木の造作建具
  • ・レッドシダーの羽目板
  • ・無垢フローリング

どれも派手なものではありません。


でも、
毎日目にするからこそ、空間の質に大きな差が生まれます。


「なんか落ち着く」

「なんか心地いい」


そんな感覚は、
実はこうした細かな積み重ねから生まれています。



「この家に住むのが楽しみですね」

打合せの中で、
ご主人様がふと話された言葉です。

私たちは、
この言葉がとても印象に残っています。


家づくりは、
完成した瞬間がゴールではありません。


住み始めてからが本番です。


朝の光。

家族との食事。

中庭で過ごす休日。

友人との時間。

何気ない日常。


そうした時間が、
何十年も積み重なっていきます。


だからLIBELLEは、
家を設計しているのではなく、


「これから先の暮らし」

を設計しているのだと思っています。


土地探し。

間取り。

性能。

素材。


全ては、
その暮らしを実現するための手段です。


今回のお住まいも、
完成したのは建物ではありません。


完成したのは
これから何十年も続く、家族の時間でした。

写真では伝わらない、この住まいの美しさがあります。

今回のお住まいでは、

  • ・高さ30mmの巾木
  • ・6mmの薄見付け窓台
  • ・天然木の造作建具
  • ・ササラを見せない階段
  • ・レッドシダーの軒天

など、
暮らしの心地よさにつながる細部まで丁寧に設計しています。


思わず、素敵…😍となる
こだわりの共通点があります。


そこで、
Instagramでは、そのディテール詳細(素敵ポイント)をご紹介しています✨



ぜひ実際の空間の空気感もご覧ください😉


▶ Instagramで詳細を見る

土地探しから考えると、家づくりは変わる。

南向きだから良い。

角地だから良い。

人気エリアだから良い。

実はそれだけでは、

理想の暮らしにたどり着けないことがあります。

LIBELLEでは、

土地・設計・暮らし方まで含めて、

あなたらしい住まいをご提案しています。


設計相談・土地相談はこちら

※土地探し中の方もお気軽にご相談ください

Other post