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開会式|勝敗だけでは、語れない物語がある。
正月は箱根駅伝。
お盆はセンバツ高校野球甲子園を見てしまいます。
今年の夏・お盆も、甲子園を見ていました。
福井県代表・敦賀気比と智弁和歌山の試合。
2対2のまま延長へ入り、
11回のタイブレーク。
最後は3対7で、敦賀気比は敗れましたが、
私の中に残っていたのは、
もちろん「負けて、悔しい!」
でも、「良い試合だった。」
という感覚でした。
少し不思議です。
勝負なのだから、
勝った方が良いに決まっています。
なのに、負けても人の心に残る試合がある。
それは、なぜなのでしょうか。
1回表|毎年、センバツ高校野球 甲子園になぜ魅了されるのだろう?
野球の技術だけなら、
当然プロ野球の方が上です。
それでも夏になると、センバツ甲子園を見てしまう。
しかも、負けているチームの最後の攻撃まで。
どこかで逆転劇が起こらないか、期待しているのかも…
プロ野球との大きな違いは、
甲子園には、負ければ「明日」がないこと。
その瞬間に夏が終わります。
3年生にとっては、
何でもない内野ゴロが高校野球最後の打席になるかもしれない。
だから全力で走る。
だからベンチまで声を枯らす。
そして、見ているこちらまで熱くなる。
私たちは野球の技術だけではなく、
「もう一度」がない一瞬を見ているのかもしれません。
5回裏|記憶に残る「名試合」が生まれるから、おもしろい。
センバツ甲子園には、何年経っても語られる試合があります。
私が思い出すのは、2006年の決勝。
初優勝を狙う斎藤佑樹投手を擁する早稲田実業と、
史上2校目となる夏3連覇を達成しようとする田中将大投手を擁する駒大苫小牧。
試合は、1対1のまま10回延長へ。
それでも、決着がつかない。
斎藤投手は、延長15回まで一人で投げ切り
最終回にもかかわらず、最速147km/hを記録していました。
15回を投げて、16奪三振。
それでも勝負はつかず、
決勝戦は引き分け再試合となります。
試合終了の瞬間、観客はスタンディングオベーションで選手達を迎えていました。
どちらの高校も強い!本当に良い試合でした。
翌日、再試合。
斎藤投手は、再び先発のマウンドへ。
ちなみに田中投手は、1回途中からマウンドへ。
試合は早稲田実業が4対1とリードして、9回へ入ります。
しかし、駒大苫小牧はここから2点を返す。
4対3。
1点差。(ハラハラドキドキ)
二死。
そして、最後の打者は、
田中将大選手。
前日から続いた、
斎藤佑樹と田中将大の物語が、
最後の最後に、
打者と投手として向き合います。
斎藤投手はこの日最速となる147km/hで応戦。
2日連続24イニングも投げているのに…😱
そして最後は、
空振り三振。
早稲田実業学校、夏の甲子園初優勝。
駒澤大学附属苫小牧高等学校の夏3連覇ならず。
2日間にわたる決勝戦。
合計24イニング。
最後の最後まで分からない勝負。
だから、20年近く経った今でも、
この試合は「名勝負」として語られています。
私たちが覚えているのは、
「早稲田実業4対3駒大苫小牧」という数字だけではありません。
斎藤投手が投げぬいた姿。
田中選手が最後まで食らいついた姿。
一球ごとに変わる空気。
終わってほしくないと思うほどの緊張感。
そういうもの全部を含めて、
私たちはあの試合を覚えているのだと思います。
スコアではなく、
そこにあった“物語”を覚えている。
だから甲子園は、
毎年、新しい名試合を生むのかもしれません。
7回表|人生には、スコアボードがない。
センバツ甲子園なら、勝ちと負けがあります。
でも人生には、
スコアボードがありません。
年収が高ければ勝ちなのか。
大きな家を建てれば勝ちなのか。
効率よく生きれば勝ちなのか。
人生は、そんなに単純ではありません。
むしろ、人生で本当に記憶に残るものは、
数字にならないものばかりです。
子どもと笑った夏。
家族で出かけた日。
友人とくだらない話をした夜。
何でもない日の食卓。
その時は特別だと思わなかった1日が、
何年か経つと、大切な思い出になっていたりします。
もしかすると人生も、住まいも、
結果より、どこの会社で建てたかより、
「どんな時間を過ごしたか」の方が、
最後には心に残るのかもしれません。
9回裏|一生に一度なら、
熱くなるくらい真剣に家づくりを。
住まいづくりにも、たくさんの数字があります。
坪単価。
UA値。
C値。
耐震等級。
住宅ローン。
どれも、とても大切だとLIBELLEも考えています。
でも、
数字だけで「良い住まい」が決まるなら、
家づくりは、もっと簡単なはずです。
多くの人にとって、
家づくりは何度も経験するものではありません。
だからこそ、
調べる。
見に行く。
家族で話す。
悩む。
設計士から提案を受ける。
また考える。
どんどん熱くなってもいいと思います。
急いで正解を選ぶのではなく、
自分たちにとっての「良い住まい」を探していく。
急がず、丁寧に。
その時間まで含めて、
家づくりなのだと思います。
住まいを建てた後の人生の方が、ずっと長いのだから。
10年後、20年後、
坪単価や性能値より先に、
「この家でよかったね。」
と家族に友人に言ってもらえること。

それが、家づくりの一番大切な“勝ち”なのかもしれません。
甲子園の記憶が、
スコアだけでは語れないように。
家族の暮らしも、
数字だけでは語れません。
LIBELLEは、
性能やデザインの、その先にある、
家族の時間まで考える住まいづくり
をしたいと思っています。
あなたにとっての「良い住まい」を、
一緒に考えてみませんか。
まだ土地が決まっていなくても。
予算が整理できていなくても。
「こんな暮らしがしたい」が、
まだうまく言葉になっていなくても大丈夫です。
LIBELLEでは、
「どんな家が欲しいですか?」
だけではなく、
「その家で、どんな時間を過ごしたいですか?」
という話から家づくりを始めています。
延長10回|それでも、大谷翔平は、
甲子園で勝てなかった。
最後に、もう一人だけ。
大谷翔平選手です。
今では世界を代表する野球選手ですが、
花巻東高校時代、甲子園では一度も勝てませんでした。
もし、人生の価値が、
「甲子園で勝ったか、負けたか。」
だけで決まるのなら、
大谷翔平という物語は、ずいぶん違って見えるはずです。
でも、もちろん、そこで終わりではありませんでした。
甲子園の敗戦も、悔しさも、努力した時間も、
その後のメジャーリーグへ続く物語の途中でした。
住まいも完成した日がゴールではないのでは?
どれだけ丁寧に考えても、
住んでみて初めて気づくことがあるかもしれません。
子どもは成長し、
家族の暮らし方も変わっていきます。
だから、完成した瞬間だけで100点を決めなくてもいい。
10年、20年と暮らしながら、
家族と一緒に「良い住まい」にしていく。
大谷翔平選手にとって、
甲子園が物語の終わりではなかったように。
住まいも、
鍵を受け取った日から、家族の物語が始まるのだと思います。
LIBELLEも、お引渡しをゴールにせず、
その先の暮らしに長く並走できる存在でありたいと考えています。