晴れの日が少ない福井県で、
太陽光発電は本当に必要なのか?

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2026/10/22

電気代、補助金、FIT、そして2030年。
数字から「これからの住まい」を考えてみました。


PROLOGUE|福井で太陽光。

よく聞かれるのは、「元は取れるの?」「太陽光発電はお得?」

福井で太陽光発電の話をすると、

「でも福井って、晴れの日が少ないですよね?」

と言われることがあります。


たしかに、その感覚はよく分かります。

冬は曇り空。

雨も多い。

雪も降る。


太陽光発電と聞いてイメージするのは、
一年中青空が広がる太平洋側の地域かもしれません。


だから私自身、一度ちゃんと確認したくなりました。

晴れの日が少ない福井で、

本当に太陽光発電を載せる意味があるのか?

調べていくと、意外だったのは発電量だけではありません。


電気料金。

国の補助金。

FIT制度。

そして、2030年。


一見バラバラに見える話が、
実はひとつにつながっていました。

福井県の住宅で太陽光発電の導入を考えるイメージ
晴れの日が少ない福井でも、年間の発電量から考えてみます。



01|11月からの電気代は、いくら増額になるのか?

上がり続ける電気料金を気にせず、快適に暮らすには??

2026年の夏から秋にかけて、

家庭の電気料金には国の負担軽減策が入っています。


北陸電力の場合、
低圧の電気料金から、

8月分 3.50円/kWh

9月分 4.50円/kWh

10月分 3.50円/kWh

が差し引かれています。

そして、現在公表されているこの支援は10月分までです。


ここで考えたいのは、

再エネ賦課金の増額や1kWhあたりの電気料金は、年々上がっている。⤴⤴⤴

ということです。

電気料金の推移グラフ

住まいは、30年、40年と暮らす場所です。

そして電気代も、その間ずっと払い続けます。


燃料価格。

為替。

再エネ賦課金。

国の支援。

電力市場。


私たちにはコントロールできないものが、

電気料金にはたくさんあります。


だったら、

「買う電気を少しでも減らせる家」にしておく。

これも、これからの住宅性能のひとつなのではないでしょうか。


02|なぜ国は、

GX志向型住宅に補助金を出すのか。

GX志向型住宅の分かり易いイメージ
国は普及させたい物に、補助金を出している。

ここで、少し不思議なことがあります。


2026年の「みらいエコ住宅2026事業」では、

GX志向型住宅に、
地域区分に応じて
最大125万円/戸の非常に高い金額の補助が設定されています。


国はこの制度を、
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた
良質な住宅ストックの形成と、
住宅分野の省エネ投資を後押しする事業と位置づけています。


GX志向型住宅には、


高い断熱性能だけではなく、

一次エネルギー消費量の削減や、
再生可能エネルギーなどを組み合わせた

高い省エネ性能が求められます。


さらに、エネルギーの使用状況を把握・管理する
HEMSも重要な要素です。


なぜ
GX志向型住宅は補助金額が高いのか。


つまり

国が後押ししている方向

を見ると、

これまでの住宅

電気を買って、使う家。

これからの住宅

使うエネルギーを減らし、
電気をつくり、そして管理する家。

への変化が見えてきます。


では、
それを福井で実現しようとすると、どうなるのでしょう。

ここからが本題です。


03|福井で5.58kWh載せてみたら、
どうなった?

太陽光発電設置イメージ

今回、実際に太陽光発電のシミュレーションを行いました。


条件は、福井県。

太陽光パネル容量は、
5.58kWh。


年間予測発電量は、

6,472kWh。


月別を見ると、やはり福井らしい結果です。

1月は291kWh。

12月は241kWh。


ところが、
5月は786kWh。

8月も732kWh。

福井県で太陽光発電5.58kWを設置した場合の月別発電量シミュレーション
福井県・太陽光発電5.58kWの発電量シミュレーション。年間予測発電量は6,472kWh。

冬だけを見れば、

「やっぱり福井で太陽光は……。」

と思うかもしれません。


でも、

一年で見ると、6,472kWh発電する。

ここが大切です。


シミュレーションでは、

初年度の

年間電気料金削減額が約8.5万円。

売電収入が約10.4万円。


合わせた初年度の実質削減効果は、

約18.9万円。


15年間では、

約239万円。

という試算になりました。

太陽光発電による発電量と自家消費量や売電量を示した1日の電力利用シミュレーション

※本シミュレーションは発電量や経済効果を保証するものではありません。
実際の発電量・経済効果は、気象条件、周辺環境、電気料金、
生活パターン、設備条件等によって変動します。


ここで分かることは、

「福井は晴れの日が少ないから、太陽光発電は意味がない。」

ではない!

ということです。


ただし。

このシミュレーションには、
もうひとつ気になる数字があります。

24円 → 8.3円。

なぜ、5年目から「売電価格」が 24円 から 8.3円こんなに下がるのでしょうか。


04|4年後、太陽光の価値が下がる?

実は、逆かもしれない。

2026年度の住宅用太陽光FITでは、
10kW未満について初期投資支援スキームが採用されています。

1~4年目 24円/kWh

5~10年目 8.3円/kWh

2026年に売電を始めれば、
5年目となる2030年頃に24円から8.3円へ変わります。


でも、

「2030年になったら、太陽光の価値が下がる。」

という意味ではありません。


24円という価格は、
屋根設置太陽光の導入を加速するため、
初期投資の回収を支援する目的で
前半の買取価格を高く設定したものです。

4年後に、太陽光パネルが急に発電しなくなるわけではありません。


むしろ、ここから住宅の考え方が変わります。

24円で売れる間

「つくって、売る。」

売電単価が8.3円になったら

「つくって、自分で使う。」

という発想が、より重要になります。


昼間につくった電気で給湯する。

食洗機や洗濯乾燥機を動かす。

EV(電気自動車)を充電する。

将来的には蓄電池へ貯めて、夜に使う。


つまり2030年代の住宅で大切になってくるのは、

何kWh発電するかだけではなく、

発電した電気を、いつ、どう使うか。

ではないでしょうか。


太陽光発電は、
「屋根の上の売電設備」から、

暮らしのエネルギーをつくる設備へ。

そう考えると、
8.3円という数字の見え方も少し変わります。


05|全国電気消費量ランキング1位の福井だから、考えたいこと。

全国でも家庭の電気使用量が多い福井県。


これからの不安定な電力事情、
いつまでも続かない国の電気料金補助金を考えると、
電気を「買うだけ」の暮らしから、少しずつ変えていく必要があるのかもしれません。


その選択肢が、
太陽光発電と、将来の蓄電池・HEMSの活用。

ご紹介したシミュレーションのように、
晴れの日が少ない福井でも、年間を通して十分な発電量が期待できます。


ただし、ひとつ注意したいことがあります。


それは、太陽光パネルを設置する「方位」です。


例えば、南向きの発電量を100%とすると、
一般的な屋根勾配では、
東向き・西向きの発電量は約84%。


屋根の向きだけで、約16%の差が生まれる

計算になります。


福井で太陽光発電を設置するなら南向き、もしくは緩い勾配屋根!

太陽光発電パネルの設置方位による発電量の違い。南向きを100%とした場合、東西向きは約84%が目安
南向きを100%とした場合の発電量比較イメージ。
実際の発電量は地域・屋根勾配・周辺環境によって異なります。

だからこそLIBELLEでは、太陽光発電を計画する際
屋根の向きも大切な設計条件のひとつだと考えています。


建物のデザインや間取りと同じように、

エネルギーを生み出すための設計

も大切になってきます。


ちなみに、日照条件の良い太平洋側の

愛知県などの東向き・西向き屋根に設置した場合と、年間発電量が近くなるケースも考えられます。


つまり、地域のイメージだけでなく、
どんな屋根に、どう設置するか。

そこまで考えることが重要なのです。


福井でも「太陽光発電は載せるべきですか?」


という質問に対して、

LIBELLE(山﨑) の考えは、基本は yes!!。


「 基本は 」というのは、どういうことか?

太陽光発電を検討するときに考えたいこと。

・積雪時に大丈夫なパネルか。

・設置方法は大丈夫か。 ※雨・雪が多い福井県に適した屋根への取付工事か?。

・周辺建物による日陰の影響はないか。 ※特に今多い平屋の場合。

・初期費用と将来の経済効果は見合うか。 ※太陽光発電パネルの見積金額と発電効率は?

・メーカーや設置会社の保証内容は十分か。 ※パネルやパワコンの保証期間。

・将来の蓄電池・EV(電気自動車)・V2Hにも対応できるか。

大切なのは、
今何kWh搭載するか?蓄電池までつけるか??ではなく、


福井に適した太陽光発電を選択できているか?

太陽光発電と電力事情についての正しい知識を持っているか??


月々・年々と電気料金は上がっています、
電気料金が、どのように変化していくのかを確かめ
保証や施工方法まで確かめて考える。


それがLIBELLEの考える、
これからの太陽光発電との付き合い方です。


EPILOGUE|晴れの日が楽しみになる住まい

2030年… 「電気を買わない住まい」という選択肢。

2030年。

今から、わずか4年後の話です。


ここからは、
LIBELLEとしての、ひとつの考察です。


私たちは、2030年に向けて、
家庭の電気料金や契約のあり方が
今とは変わっていく可能性があると考えています。


もちろん、2030年に料金制度が
大きく変わると決まっているわけではありません。

ただ、電力を取り巻く環境が変化している今、
「これまでと同じ電気料金が続く」ことを前提に
家づくりを考えるのも、ひとつのリスク

ではないでしょうか。


住宅ローンの返済額を考えるように、

支払う電気料金まで考えた住まいづくりが必要かもしれない。

だからこそ、今から考えておきたいのが、

「電気を買わない住まい」という選択肢。


太陽光発電で電気をつくる。

蓄電池に貯めて、必要な時間に使う。

HEMSで、家庭のエネルギーを管理する。

将来的にはEVやV2Hも活用する。

太陽光発電・蓄電池・V2Hを活用した発電・自家消費量や売電のイメージ
つくる・使う・貯める。住宅のエネルギーの考え方も少しずつ変わっていきます。

もちろん、すべての電気を
自給自足できるとは限りません。


それでも、
電力会社から買う電気を減らせる住まい
を計画することには、
これからますます意味が生まれるのではないでしょうか。


これは、2030年の未来を
言い当てようという話ではありません。


未来がどう変わっても、
月々のランニングコストを抑える選択肢を残しておく。


それも、これからの家づくりに必要な
「投資」の考え方だと思います。


そして、そんな住まいなら、

福井の晴れの日が、少し楽しみになるかもしれません。

福井県で晴れの日が楽しみになる住まい
もっともっと、晴れの日が好きなる(^^♪

・太陽光発電は何kWh載せるのがベスト?
・太陽光発電設置費用はいくら?
・蓄電池はどうなの?
・V2H って何?

まずは、情報収集から始めませんか?

住まいのご要望と予算を考慮しながら一緒に考えます。




太陽光発電について相談する

ご相談は無料です。具体的な建築計画が決まっていなくても大丈夫です。

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